フリーエンジニアの交流目的なら勉強会よりオフ会へ!勉強会の暗黙のルール

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エンジニアは勉強会で社名を出さない?

エンジニアは勉強会で社名を出さない?

フリーエンジニアはもちろんのこと、会社に所属しているエンジニアの方々の中にも、自分のスキルアップのために社外活動に力を入れている方が少なくありません。積極的に勉強会に参加して同業者と意見交換する姿を見ていると非常に感銘を受けます。しかし、不思議なことにこの種の会合に参加するエンジニアの方々は、自分の所属している団体名を明かそうとしない傾向にあります。登壇して演説する際だけでなく、私的な名刺交換の際にも自社名をひたすらに隠そうとしています。本来、多くの同業者と交流を図れるセミナーは絶好の営業機会のはずです。何故会社勤めのエンジニアは勉強会で会社名を出さないのでしょうか。その背景をご紹介しましょう。


自社のコンプライアンスに反するから

実際のところ、彼らは会社名を「出さない」のではなく、「出せない」理由を抱えています。その最大の要因が、会社の「コンプライアンス」です。コンプライアンスとは、日本語で「法令順守」という意味。企業に属するサラリーマンは、会社の定めるルールに従って行動しなければならないという決まりのことです。エンジニアの業界は情報戦であり、大半の会社は業務上知り得た話を社外に漏らすことを全面的に禁止しています。「たかが勉強会でそんなにムキにならなくても」と思う方がいるかもしれませんが、万一口を滑らせてしまった自社の極秘プロジェクト情報を他社の関係者に聞かれてしまえば、先を越されてしまう可能性も否めません。そんなことになったら処罰の対象にされてしまうのは明白です。そのため、自分の所属している団体はおろか、自分の本名などの個人情報をもひたすら隠そうとするエンジニアが珍しくないのです。

自分の意見を組織批判と受け取られるリスク

勉強会に参加したエンジニアは自分の意見を好きなように発表することができますが、何気なくつぶやいた一言が会社の方針への批判と受け取られる場合があります。会社の発展のために一枚岩になることを求められる職場で裏切り行為をはたらけば大問題です。「○○会社の○○さんがこんなこと言ってましたよ。」という情報が業界内に伝われば、自分の居場所を追われる可能性があります。エンジニアが処罰されるのは、なにも社内情報を漏らした時だけではないのです。多くのエンジニアには、うかつなことを喋らないようにする習性が身についています。

社外活動は会社にとって「悪」なのか?

はたして、勉強会で自分の所属している会社名を公開することは絶対に許されない事なのでしょうか。これは非常に難しい問題ですが、最近では社員に勉強会への参加を奨励する会社が増えつつあるのは事実です。大手の企業の中には、自分の所属している部署名を発表しても構わないと言っている所もあり、この類の団体に従事しているエンジニアはとても楽しそうに活動している印象を受けます。エンジニアは社内活動と社外活動の線引きが曖昧な職種です。制限された社外活動に息苦しさを感じている方は、思い切って自由に羽を伸ばせる会社への転職を検討してみるのも一興です。