年功序列の安定か、実力勝負か?フリーエンジニアという選択肢

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フリーエンジニアになるか、年功序列のレールに乗るか

フリーエンジニアになるか、年功序列のレールに乗るか

かつて世界から羨望の目で見られていた日本の会社組織を支えてきた「年功序列」という制度は、今は昔のものになりつつあります。これも生まれては消えて行く歴史のごく一部と達観できればよいのですが、歴史の只中にある身にとっては、そうも行きません。しかし今やバブル景気を知らず、年功序列の崩壊が叫ばれて以降に成長してきた世代も続々と社会の最前線に立ちつつあり、会社の中にいても世代間の認識の違いを日々感じている人も少なくないでしょう。


年功序列も歴史の一部

どれだけ歴史を知ることが大切だと教えられていても、我が身に置き換えて考える余裕が無いのが現状です。そのため「歴史は繰り返す」の言葉通りに、いつかと同じ苦い経験を「想定外の出来事」として、相も変わらず繰り返すことになるのです。100年後になって振り返った時に、年功序列によって平穏無事に会社を勤め上げることが出来た世代は、案外少なかったことに驚くのかもしれません。というのも特にITエンジニアなどにとっては、年功序列を他人事としか思わない世代も他業種に比べて多いのです。

ITエンジニアのキャリアパス

もちろんITエンジニアにも年功序列に従って、会社の中でポジションが上がって行くキャリアを考えることも可能です。まずはプログラマやシステムエンジニアから、小さなプロジェクトのリーダーを皮切りに経験を積み重ねて、やがてプロジェクトマネジャーになるというキャリアパスが考えられます。しかしむしろITエンジニアの未来には、広い世界に飛び出して、思うまま自由に動き回るキャリアが広がっているようです。というのも専門化・高度化が進むにつれて分業化が進んでしまい、逆にある程度俯瞰したキャリアを持った人が求められる結果になるのです。そのため経営的視点に敏感になってプロジェクト管理に向かう道もあれば、ITアーキテクトなど一味違うアプローチを自らのキャリアに加える道もあるのです。もちろん自分の専門分野・得意分野をとことん極める道もあります。このように考えると会社という組織の持つ限界が、ともすれば個々のITエンジニアにとっては足枷となってしまうこともあるのです。

リスクはカバーできる

しかし一方でフリーエンジニアになれば、会社の中で人と関わる機会のある環境とは異なり、自ら広くアンテナを張って求めなければ情報を掴むチャンスが減る、というリスクは否めません。もっとも同じ危機感を持つフリーエンジニアによる勉強会やオフ会を利用することで、そのリスクを減らすことは可能です。それはまた様々な刺激を受けて、人脈を広げるチャンスになります。物事には二面性があり、良い面もあれば悪い面もある、とはよく言われることです。年功序列が日本の高度経済成長をうまく支えてきたというのも事実ですが、それがためにマンネリに陥っていつまでも不況から抜け出すことが出来ずに足掻いている会社も少なくないのです。